性別:女性
性病に感染した年齢:19歳
感染した性病:膣カンジダ症
19歳の時、膣カンジダ症になりました。膣カンジダ症とはカンジダ菌というカビが原因で異常が起きる性感染症です。
女性はもともと生まれつき常在菌を保有しています(カンジダ菌もその常在菌の1つです)。それが性行為などで菌の数が特定数を超えるとカンジダ症になります。
私が異変に気が付いたのは、ずばり”おりもの”の変化でした。
健康なおりものとは透明や乳白色など色はついていないようで、においも少し酸っぱいようなにおいがする程度だと婦人科医から聞きました。
当時の私のおりものはというと、白くポロポロと固まっていて下着がやけに汚れていました。まさにカンジダ症の症状と一致しました。おりもの以外の症状では、倦怠感、陰部のかゆみなどがありました。
そこでなぜ自分がカンジダ症にかかってしまったのか、原因を考えました。
なぜなら私は当時不特定多数の男性と関係を持っていたわけでもなく、当時お付き合いしていた男性も症状は出ていなかったからです。
なのでハッキリとした原因はいまだに分かっていません。推測ではありますが、後に彼に浮気されていたことが判明して別れるという事案があったので、おそらくその彼から感染してしまったのだとは思います。
カンジダ症は性行為でも感染しますが、その他のことが原因で感染することもあるということを発症後にいろいろ調べた結果知りました。
例えばカンジダ症はストレスによって発症することもあるのです。ストレスは誰しも抱えているものですが、これがカンジダ症の発症のきっかけとなってしまうこともあるんですね。
発症の仕組みとしては、ストレスが溜まってホルモンバランスが崩れるとカンジダ菌の数が増えることになります。そしてカンジダ菌の数が一定量を超えると症状が出るようになります。
女性はストレスを感じやすくホルモンバランスも崩しやすいため、なかなか難しい問題ではありますよね。特に生理前などは気を付けてても、どうしてもイライラしてしまってうんざり…なんて方も多いのではないでしょうか。
その他では、大衆浴場やプールなどでも感染する可能性はあります。これはカンジダ症以外の他の性感染症にも共通する事です。
性行為の心当たりがないのに性感染症に感染した…という例も多数あります。免疫が下がっていると感じたときは、たくさんの方が利用する場所は避けたほうがいいかもしれませんね。
また患部の「洗いすぎ」も原因の一つだそうです。これには正直驚きました。
陰部は気にして石鹸やボディソープでごしごし洗ってしまう方も多いのではないかと思います。しかしそれはNG。常在菌まで殺してしまい、カンジダ症にかかりやすくなるのです。
私は少々潔癖なところがあり、いつもごしごし洗っていました。もちろん清潔にすることは重要なのですが、あまりにも念入りに殺菌をしすぎると今度は細菌のバランスが崩れてしまって逆に環境が悪化するということになってしまうのですね。
これらの事を踏まえて改めて思い返してみると、自分がカンジダ症を発症したことには心当たりが多々あります。
ストレスを感じていてホルモンバランスが崩れていたこと、毎日ごしごし洗ってしまっていたこと、元カレが浮気したことで感染しそのあと性行為をしたことなど、思いあたるふしが色々とありました。
決定的な原因は自分ではないけど、その原因につながることをしていたのは事実です。これから気を付けて過ごしていかなきゃいけないなと実感した瞬間でした。
あとはウジウジ考えていても何も解決しないので、早急に婦人科を受診し治療をすることです。治療は早ければ早いだけ、早く治るようです。あまり放置しすぎると今度は不妊の原因になります。
治療法は投薬治療です。錠剤を膣内に投入してもらい、しばらく婦人科に通院します。かゆみがある場合は塗り薬ももらいます。だいたい1週間~2週間ほどで症状はよくなります。
正直言って、何日かに一度投薬のためだけに通院するのは面倒ですが再発の可能性がある病気なので根気よく通院しましょう。
私の場合、一度目の発症のときもきちんと通院し当時はよくなりましたが今でも膣カンジダ症と向き合って過ごしています。カンジダ症は一度発症すると再発しやすいので厄介な性病であるといえるでしょう。
毎月ではありませんが免疫が低下しているときの生理前などは必ずと言っていいほど発症してしまします。かゆくても掻けないですし、発症するとやっぱり憂鬱です。
こんな思いをするなら、もっと早くに膣カンジダ症のことについて知っていればよかったなと今でも思います。
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