今回はこのサイトに寄せられた性病の体験談を紹介させていただきます。貴重な体験談寄せていただきありがとうございます。
性別:女性
性病に感染した年齢:24歳
感染した性病:クラミジア感染症
私は小学校、中学校時代から仲が良かった同級生の男性とふとしたきっかけで付き合うことになりました。
しかし社会人になってしばらくして彼に「好きな人ができたから別れよう」と言われて別れることになってしまいました。彼は私が初めてお付き合いをして、初めてエッチをした男性でした。
彼のお母さんとも仲良く4年半程お付き合いしていたので、このまま結婚するんだろうなとも思っていました。
また中学校時代も彼とは両想いで、毎日一緒に帰ったり淡い思い出もあり、尚更、ふられたショックは大きく、毎日寂しく悲しいOL生活を送っていました。
彼氏と別れて2~3か月後から下腹部の強い鈍痛と酷い腰の痛みが出て、生理でもないのに少量の不正出血が続きました。
その症状はどんどん酷くなっていきました。それから数日後に婦人科を受診しました。病院では問診、子宮の内診、おりもの検査、血液検査をしました。
検査の後で医師から「一週間後に検査結果が出るので、またそのころに来てください」と言われました。そして一週間後病院に行きました。
検査の結果「クラミジア感染症」という性感染症にかかっていることがわかりました。他の性感染症合わせて調べたのですが、クラミジア感染症以外の病気にはかかっていませんでした。
クラミジア感染症は性感染症の中では感染者が一番多いとされる病気で、比較的若者に感染者が多く、最近は高校生の感染者も増えているそうです。
クラミジア感染症は性器から性器への感染はもちろんですが、オーラルセックスなどをすると性器から喉へも感染する病気です。
医師からは「クラリス」という抗生物質を一週間ほど服用したら治ると言われました。性感染症と聞くと命にかかわる病気もあるので治ると聞いて安心しました。
しかし、この病気は女性がかかると不妊症の原因になると言われています。クラミジアは菌なので、その菌が卵管などで繁殖してしまい不妊につながることがあるそうです。
薬を服用して一週間して病院に再度健診に行きました。病院では服用後の再検査に加えて「卵管注水検査」というものをしました。
卵管注水検査は膣から卵管に生理食塩水を入れて卵管が詰まっていないかを確認する検査です。この検査は恥ずかしい上に、お腹がとても痛いテストで、今でも嫌な思い出として残っています。
卵管注水検査の結果ですが、卵管は無事なようで詰まっておらずクラミジア感染症は完治していました。
この病気はパートナーも一緒に治さないと、次から次へ人に感染させてしまう恐れがあります。
元彼も感染している可能性がありましたが連絡を絶っていたこともあって、連絡を取る勇気がありませんでした。
ですが「他の女性に感染してその女性が不妊になってしまったら大変だ」という思いがあったので、直接の連絡はしなかったものの、共通の知人から病気のことを伝えてもらいました。
知人いわく元彼は「僕は何も症状がないし、他の人からうつされたんじゃないかな」と言っていたそうです。
最初に書きましたが、私は彼が初めてお付き合いして初めてエッチした人だったので、とてもショックを受けたくさん泣きました。
彼は何も症状がないと言っていましたが、医師も男性はクラミジア感染症にかかっても無症状の人が多く、だからこそパートナーに伝えることが重要だとおっしゃていました。
その後、元彼が病院に行ったかどうかまではわかりません。
私はこの病気にかかって普通に彼ができてエッチをする時も性感染症のことを非常に気にするようになりました。いくら優しくて素敵な男性でも「この人、性感染症にかかってないかな」と心の中に不安が広がるのです。
小さなトラウマを作ってしまったのだと思います。そして結婚する人に出会うまでは、一年に一回は性感染症の検査を受けていました。
検査で異常がないことで不安を取り除きたかったのです。
クラミジア感染症以外にもいろいろな性感染症があります。
クラミジア感染症にかかっている人は、治療をしない状態だとほかの性感染症にかかる確率が数倍上がるともいわれています。
男性と女性が仲良くお付き合いをして愛を育むことが、病気のせいで嫌な思い出やその後の人生のトラウマにならないように、先ずは性感染症の知識を身につけ、それを理解してほしいです。
そして他人事ではなく、自分にも十分あり得る病気なんだと思ってもらいたいです。
性感染症は相手を傷つける病気です。私のような苦い経験をしないように皆さんにはしてほしいと思います。
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