性別：女性
性病に感染した年齢：22歳
感染した性病：尖圭コンジローマ
22歳の夏頃、仕事に追われておりストレスも溜り、発散できない状態が続いていました。
身体は清潔な状態を保つようにしていて、お風呂にも毎日入っていましたしいつもと変わらず日々を過ごしていました。
そんなある日、シャワーを浴びるために裸になり何気なく陰部を洗ったときに異変を感じました。何かイボのようなものがたくさん陰部周辺にできていることが手で触って分かったのです。
自分の目で確かめたくとも確かめることができず、鏡を持ってきて見たところたくさんのイボが陰部に出来ていました。その時の驚きと恐怖は今でも覚えています。
イボに気が付く数日前からかゆみがあり、当時は生理もあったり、夏の暑さで下着で蒸れたのかななどと思っていました。
多少異変を感じてはいましたが、鏡で確認した時にはその影響が視覚的にも現れていることでとても驚きました。
ですが、当時はイボもそのうちなくなるだろうと考えていました。こういう病気で病院に行きたくないという思いもありました。
しかし、日に日にイボのようなものが増えていき、おりものも臭いがつき、刺すような臭いが伴い始めました。
しかし、誰にも相談できず一人で悩んでいました。
インターネットが普及していたこともあり、近くにある病院を検索しまくって女医さんがいる病院を探して受診することにしました。
やはり、女性なので陰部を男性の先生に見せるのは若かったせいもあり抵抗があり、女性の先生を必死に探したのを覚えています。
病院に行くのは緊張しました。不妊外来も行っている病院だったので周りからどう見られているのかなど気になり挙動不審になってしまい落ち着くことができなかったです。
どんな検査をするのかも分からなかったので、不安で仕方なかったです。問診票を記入し、看護師さんに呼ばれるまで恥ずかしく、困ったのを覚えています。
さっそく、診察に呼ばれると検査をすることになり、内診室へ通されました。初めての機械やモニターが並んでいました。
おどおどしていると看護師さんが説明をしてくれました。内診台と言うものが初めてだったので、服を脱いでこちらへと看護師から指示がありました。やはり服を脱ぐのは恥ずかしかったです。
内診台に乗ると自動で股が開いていくので恥ずかしさはマックスになり、顔が真っ赤になってしまいました。今思えば思い出深いことではありますが（笑）
カーテンがあるのでどんなことをされているのかは分からないものの、器具のようなものが押し込まれるのが分かり冷たかったのを覚えています。
内診台に乗るのは妊娠したときだと思っていたのでこんな早く乗ることになるとはなどと考えていました。恥ずかしさのあまり覚えているのはそのくらいです。
その後、診察室へ通され、先生から「尖圭コンジローマ」ですねと診断されたと思います。
聞いたこともない病気だったので驚きましたが「治るものなので心配しないように」と言われ、とても安心しました。
疲れが溜ってストレスもあったので、身体が弱って持っていた菌が増殖して尖圭コンジローマを発症したとのことです。
合わせて先生に「感染する可能性もあるので彼にもお伝えください」と言われたので、彼にも伝えて後日検査をしてもらいました。
彼の検査の結果、感染はしていませんでした。結果が判明した時には「彼に感染していなくて本当に良かった」と胸をなでおろしました。
塗り薬をもらい、定期的に病院を受診しました。塗り薬は強い薬だったので、手で直接触れると荒れてしまうので長い綿棒が渡されそれを使用して行いました。
塗り薬と定期健診を続けた結果、イボの状態は日に日によくなり受診は終了しました。
しかし、尖圭コンジローマになる人の特徴として子宮頸がんになりやすいというものがあるので定期的に受診をしてくださいと言われました。
そして、子宮頸がん検診を受けたところ検査の結果が思わしくなく、大きな病院を紹介されました。子どもはいつか欲しいと思っていたのですごくショックで泣いてしまいました。
紹介された病院へ受診に行き、前のような恥ずかしさは少しずつ減りました。慣れってすごいですね（笑）
私の診断結果は軽度異形成という軽いものでした。しかし、検査をせずそのまま放置しておくと子宮頸がんの発症に繋がってしまうので定期的な検査は必要だと言われました。
私の体験談としては確かに検査を受けるには恥ずかしい思いをしないと行けませんが、がんになることは防げるので赤ちゃんが欲しい方は必ず検査を受けるべきだと思いました。
性行為をすることで誰でもなる病気なので、女性の先生を見つけるなりして受診して頂きたいです。
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