クラミジア感染症の潜伏期間はどれくらい?感染確率が高いので注意!

クラミジア感染症は日本で最も感染者数が多いとされている性感染症です。

近年では若年層にも感染が広がっていて、感染が感染を呼ぶような状態になっています。

今回の記事では、クラミジア感染症の潜伏期間や感染確率などについて解説をしていきます。

クラミジア感染症の潜伏期間

クラミジア感染症の潜伏期間は男女ともに「1~3週間程度」とされています。

平均だとだいたい2週間程度で発症し、長い場合には1ヶ月ほど潜伏期間を置いた後に発症します。

潜伏期間について紹介しましたが、クラミジア感染症は自覚症状が出るのが遅いので、潜伏期間はあまり当てになりません。

これがどういうことかというと、クラミジア感染症は発症しても症状が進行するまでなかなか自覚症状が表れないということです。

クラミジア感染症と自覚症状

クラミジア感染症は、特に自覚症状を感じない人が多い性感染症です。

クラミジア感染症で起こる症状は主に患部の炎症なのですが、炎症は徐々に進行するので最初は気がつかないことが多いのです。

ようやく自覚症状が出るころには、かなり症状が進行しているというケースも多いです。

妊娠検査の時にクラミジア感染症に感染していることを知るというケースも多いことからも、感染してからすぐに知ることは難しい病気であることがわかりますね。

女性の場合も男性の場合も共に自覚症状は少ないのですが、特に女性の自覚症状が出にくく、発症してから数年後に気がつくというようなこともあります。

相手が潜伏期間中でも感染する

潜伏期間中であってもクラミジア感染症は他者に感染します。

そもそも、潜伏期間というのは感染はしているが症状が全くないという時期のことで、実際には感染しているのです。

つまり、潜伏期間にセックスを行えば感染する可能性は十分にあるということです。

例えば、短期間で数人とのセックスを行った場合に1人が感染していれば、全員が感染してしまうというケースもあるということですね。

最大でどれくらい潜伏する?

クラミジア感染症に関して、どれくらいの期間潜伏をするのかというのを明確に言うことは難しいです。

過去にあった例では、感染から数年後になってようやく自覚症状が出たというようなケースもあります。

もっと具体的なケースで言えば「不妊検査を受けた時にクラミジア感染症で炎症を起こし不妊になっていたことを知った」という話もあります。

不妊の原因になるほどの炎症であっても自覚症状が出ないというのを驚く人もいるかもしれません。

ですが、クラミジア感染症が悪化して不妊になってしまったというのはまれなケースではありません。

自覚症状があって感染に気がつくケースもあれば、何かの検査を受けた際に偶然に感染が発覚するというケースもあるのです。

そういった病気あるため、クラミジア感染症が最大でどれくらいの潜伏をするのかというのはハッキリとは言うことができません。

クラミジア感染症の感染確率

クラミジア感染症が日本で一番感染者数が多い性感染症になっている原因の1つが「非常に高い感染確率」です。

何と、クラミジア感染症の感染確率は「50%以上」とされています。

つまり、感染者とセックスをした場合1/2もの高確率で感染をしてしまうということですね。

交際をしている男女の一方がクラミジア感染症にかかっている場合には、ほぼ確実にもう一方も感染をしています。

そして、感染者の男女が別れた後にさらに別の人と付き合うことによって感染は拡大をしていきます。

自覚症状があれば治療をして完治するまでセックスをしないことで感染を抑えられます。

ですが、クラミジア感染症は自覚症状が出にくいので、感染確率の高さも相まってどんどんと感染者が増えてしまっています。

感染確率は男女で変わる

クラミジア感染症の感染確率は「50%以上」と書きましたが、感染確率は男女共に50%ではありません。

実は、クラミジア感染症の感染確率は性別によって異なります。

では、どのくらい違うのかとう言うと、女性の方が10~20%ほど感染確率が高いとされています。

つまり女性の場合の感染確率は60~70%という非常に高確率になっているということですね。

どうして女性の感染確率は高い?

女性の方がクラミジア性感染症の感染確率が高いと書きましたが、どうして男女間で感染確率に差があるのでしょうか?

その理由は「性器の構造」にあります。

女性の性器は男性の性器と比較して粘膜の表面積が大きいので、感染する箇所が多いです。

また、女性器は一度入った他人の体液が外に出にくい形になっているのも、女性の感染率が高くなる原因の1つです。

年齢によっても感染確率は変わる!

実は、女性に限りですが年齢によっても感染確率が若干変化します。

その理由は、女性の年齢によってクラミジアの感染経路の1つである「子宮頸部」の面積が変化するからです。

年齢別で感染確率を見てみると、20代の若い女性の感染確率が最も高いとされています。

女性は20代の時に子宮頸部の面積が最も広い状態になり、年齢と共に面積は減っていきます。

感染経路の面積が広ければ広いほど感染確率が高くなるので、子宮頸部の面積の大小によって感染確率が変化します。

10代前半は子宮頸部の面積が徐々に大きくなっていく時期ですが、10代後半であればほぼ成長しきった状態になるので20代の時とほぼ変わらない感染確率になります。

まとめ

クラミジア感染症は潜伏期間自体は短いですが、実際に発症して自覚症状を感じることが難しい性感染症です。

特に上で例として紹介したような不妊の原因にもなったりもしますし、知らず知らずの内に重症化するというケースもあります。

感染確率が非常に高いので、セックスの経験人数が多い場合には特に注意をしておきたい性感染症であるといえまず。

早期に感染に気がつくことができれば重症化することはまれなので、感染の可能性がある場合にはすぐにでも検査を受けることをオススメします!

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