「性器ヘルペスに感染したかも知れない」と思ったら、なるべく早くに病院に行くことをオススメします。
性器ヘルペスは放置をしていて治るものではありませんし、悪化すると治療が大変になってしまうからです。
ですが、どんな検査や治療を受けるのか全く分からないまま病院に行くというのは不安なものだと思います。
今回の記事では、性器ヘルペスの検査方法や治療方法、使われる薬についてを解説していきます。
性器ヘルペスの検査ではどんなことをする?
性器ヘルペスになった場合には病院に行く必要がありますが、何科に行けば良いのでしょうか?
病院によって何科に行けばよいのかは異なりますが、だいたいは皮膚科か泌尿器科に行けばよいです。
肝心の性器ヘルペスの検査についてですが、ほとんどの場合は視診(目で症状を確認する検査)で検査は終わります。
もし、視診で性器ヘルペスかどうかを断定できな場合には血液検査を行って性器ヘルペスウイルスに感染しているかどうかを検査します。
性器ヘルペスの治療方法とは?
性器ヘルペスの治療方法は主に3つです。その3つとは「服薬」「塗布薬」「注射」による治療です。
しかし、ここで注意しなければならないのは「性器ヘルペスは完治することが無い」ということです。
どういうことかというと、一度性器ヘルペスウイルスに感染すると、ウイルスを完全に除去することはできないということです。
なので、性器ヘルペスの治療というのは「性器ヘルペスウイルスの活性化を抑える」ということが目的になります。
そのために、薬を飲んだり、塗り薬を塗ったりして性器ヘルペスウイルスの働きを抑えます。
性器ヘルペスの再発について
性器ヘルペスは完治することは無いということを書きましたが、完治をしないので一度症状が収まっても症状が再発することが多いです。
平常時はウイルスの働きは収まっていますが、風邪や疲労などで身体のバランスが崩れるとウイルスの働きが活性化して再発をしてしまうのです。
また、感染当初は症状が表れないものの、年齢が高くなってきて免疫力が落ちることで始めて発症するというケースもあります。
性感染症は基本的にセックスの回数が多い20代~30代が発症するものですが、性器ヘルペスの場合は完治することがないので40代や50代になって症状が出ることもあります。
性器ヘルペスは早くに対処をすれば症状は軽度で収まるので、再発をした場合はなるべく早くに病院に行くようにしましょう。
性器ヘルペスに有効な薬とは?
性器ヘルペスの治療方法には、アシクロビル(ACV)の服用や外用があります。
経口摂取する場合には、アシクロビル(200mg)を1日5錠程度摂取し、症状が収まるまで飲み続けることになります。
しっかりと服薬を続けていれば大体は5~10日程度で症状が落ち着きます。
また、症状が軽い場合には薬を経口摂取するのではなく、患部への塗り薬で治療を行うこともあります。
アシクロビル以外には、パラシクロビル(VACV)が使われることもあります。
もしも性器ヘルペスだと思ったら
もしも自分が性器ヘルペスではないかと思ったら、まずは病院に行くことをオススメします。
クラミジア感染症や淋病などの性病であれば性病検査キットを利用することで、病院に行かないで自宅で検査することができます。
しかし、性器ヘルペスは性病検査キットでは診断することができないので、どうしても病院に行く必要があります。
また、性器ヘルペスは性行為だけでなく、タオルの使いまわしなどでも感染する可能性があります。
なので、もしも性器ヘルペスだと思ったら、家族間でのタオルの使い回しは避けて、家族にはしっかりと洗濯されたキレイなタオルを使ってもらうようにしましょう。
まとめ
性器ヘルペスは一度感染すると完治することがない、厄介な性感染症です。
性感染症で病院に行くのが恥ずかしい気持ちは分かりますが、放置していると悪化することはあっても回復することはありません。
早い段階で診断を受ければ性器ヘルペスの治療は簡単なものになりますし、治療費もそれほどかかりません。
ということで、性器ヘルペスを疑うような症状がある場合には、まずはなるべく早く病院にいくと良いでしょう!
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