ネット上では「カンジダ症の治療薬は市販薬でOK」という情報を見かけることがあります。
状況と場合によっては市販薬が有効なことは確かなことです。
しかしながら、カンジダ症の市販薬を利用する際には注意するべきポイントがいくつかあります。
今回の記事では、カンジダ症の市販薬にはどんなものがあるのかということや、治療薬を買う上での注意点を解説していきます。
カンジダ症について
まず、カンジダ症について簡単だけ解説しておきます。
カンジダ症とは、菌類の一種である「カンジダ(Candida)」が膣内や外陰部で異常に増殖することで発症することで引き起こされる感染症です。
カンジダ症の治療は、カンジダ菌の増殖を抑えて正常な状態に戻すという方法で行われます。
カンジダ菌の数が正常な状態に戻れば、自然と症状は収まっていきます。
カンジダ症の市販薬について
カンジダ症の市販薬はドラッグストアで購入することができます。
カンジダ症の市販薬には2つのタイプがあり、錠剤タイプのものと塗り薬タイプのものがあります。
市販薬には複数の製薬会社の商品がありますが、中身はほとんど同じなのでどれを選んでも問題はありません。
下にカンジダ症の市販薬の名前と製造会社をまとめましたので、参考にしていただければと思います。
- フェミニーナ膣カンジダ錠(小林製薬)
- メディトリート(大正製薬)
- メンソレータムフレディCC膣錠(ロート製薬)
- エンペシドL(佐藤製薬)
《軟膏タイプ》
- メンソレータムフレディCCクリーム(ロート製薬)
- メディトリートクリーム(大正製薬)
「どれを選べばよいの分からない」という人は大手の製薬会社の商品を選ぶことをオススメします。
また、錠剤タイプと軟膏タイプどちらを選ぶべきかについてですが、カンジダ症が膣の奥に発症している場合は錠剤タイプを、膣の入り口や外陰部に発症している場合は軟膏タイプを選ぶと良いでしょう。
カンジダ症の市販薬購入時に注意すべきこととは?
カンジダ症の市販薬を購入する際には注意すべきことがあります。
それは「カンジダ症の再発の場合にしか購入することができない」ということです。
つまり、カンジダ症と思われる症状が始めて現れたという場合には、まだ市販薬を購入することはできないということですね。
なので「カンジダ症かもしれない」と思ったら、まずは病院で診察を受ける必要があります。
カンジダ症だと思ったらまずは病院へ!
病院で診察を受けてカンジダ症と診断され、病院での治療で治った後で再発したら、その時点で始めて市販薬を購入できるようになります。
カンジダ症は極めて再発しやすい感染症で、一度発症した人の半数程度が再発を経験します。
ネットで症状を調べて「自分は間違いなくカンジダ症にかかっている」と分かっても、市販薬は購入できないので、まずは病院に行って治療をしなければなりません。
因みに、カンジダ症の市販薬は薬剤師などの資格がない場合は販売できないので、ドラッグストアでは購入できますがスーパーマーケットなどでは購入できない可能性があります。
また、アマゾンや楽天などの通販サイトでは購入することはできません。
薬の輸入代行業者を利用すれば購入可能
アマゾンや楽天などの通販サイトではカンジダ症の市販薬は購入することができないということを上で書きました。
しかし、特殊な方法を利用すれば、通販でカンジダ症の市販薬を購入することが可能です。
それは「薬の輸入代行業者を利用する」という方法です。
海外からカンジダ症の薬を輸入するという方法を取れば、通販でも購入をすることができます。
ですが、カンジダ症に似た症状の感染症はいくつかありますし、素人判断でカンジダ症と断定することは危険です。
一応、輸入代行業者を利用すれば再発でなくてもカンジダ症の薬を購入することは可能ですが、あまりオススメはできませんし、まずは病院に行くことをオススメします。
まとめ
カンジダ症の市販薬はカンジダ症の治療にとって有用なものです。
しかしながら、基本的にカンジダ症の市販薬は再発の場合でなければ購入できないので、始めての人はまずは病院に行く必要があります。
上でも書きました、自分ではカンジダ症だと思っていても、別の危険な感染症であるという可能性もあります。
まずはちゃんとした専門家の元で診断を受けて、その上で再発した場合に市販薬を購入するようにしましょう!
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