カンジダ症・カンジダ膣炎で病院に行くのはちょっと怖いと感じる人もいると思います。
感染症で病院に行くというのは気が引けるという気持ちは分かりますが、カンジダ症の検査や治療は簡単なものなので恐れることはありません。
また「カンジダ症は治療しなくても自然治癒する」という情報をネット上で見かけることもあります。
今回の記事では、カンジダ症の検査方法や治療方法を詳しく解説し、自然治癒の可能性についても合わせて解説をしていきます。
カンジダ症の検査方法
カンジダ症を発症する原因は「カンジダ(Candida)」という菌類が膣内や外陰部で増殖をすることです。
なので、カンジダ症の検査ではカンジダ菌の増殖の有無を調べることになります。
カンジダ菌の有無はオリモノなどを採取して、顕微鏡で観察をすることによって調べることができます。
それ以外では、膣内の環境を調べるために酸性・アルカリ性の強さを調べることもあります。
基本的に、カンジダ症の検査で行われるのはこのようなもので、痛みがあったり身体を傷つけるような検査はありません。
非常に単純な検査なので、30分もかからない内に検査は完了してしまいます。
カンジダ症の治療方法
カンジダ症の治療方法として有効なのは薬による治療です。
薬には大きく分けて「錠剤タイプ」と「塗り薬タイプ」の2つがあり、病院で処方してもらえます。
ちなみに「錠剤タイプ」といっても経口するものではなく、膣の奥に入れて使用する膣錠タイプのものがほとんどです。
また、カンジダ菌の繁殖がかなり多い場合には、膣内洗浄が行われることもあります。
基本的に、カンジダ症の治療方法はほとんどこれだけです。
カンジダ症は自然治癒する?
ネット上では「カンジダ症は自然治癒する」というような情報を見かけることがあります。
これは正しい情報なのでしょうか?
結論から言えば、カンジダ症の中には自然治癒するものもあります。
例えば、症状が非常に軽いものであれば、カンジダ症を放置していたとしても治ることもあります。
しかし、症状が重かったり、進行速度が早い場合には放置をしていても治ることはありませんし、症状はさらに重いものになります。
自然治癒の可能性もありますが、あえて自然治癒を目指すメリットは少ないので、素直に医者に行くことをオススメします。
カンジダ症は再発しやすい
カンジダ症は非常に再発率の高い病気です。
その理由は、一旦症状が治まったとしても完全に身体がらカンジダ菌が無くなることはほとんど無いからです。
だから体調不良を起こしたりすると、身体の免疫力が低下して再度カンジダ菌が増殖してしまうのです。
また、自然治療では、しっかりと治療できずに再発する可能性が高いです。
ちなみに、病院で治療を受けてから再発した場合には、ドラッグストアでカンジダ症の市販薬を購入することができるようになります。
まとめ
カンジダ症は検査も治療も簡単な感染症です。
しかし、高い再発率などの注意すべきポイントもあります。
症状が軽いからといって放置をしていると症状は重くなっていきますし、治療は早めに行うにこしたことはありません。
全ての感染症に言えることですが、感染を疑うような出来事があればすぐにでも検査を受けることをオススメします!
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