尖圭コンジローマの原因や感染経路とは!感染予防はどうすればいい?

尖圭コンジローマはどのような原因で感染するのでしょうか?

感染症は感染経路をしっかりと理解しておけば、感染を未然に防いたり感染確率を低下させることが可能です。

日本では学校での感染症教育が不十分なので自分で自発的に情報を仕入れて、性感染症から身体を守る必要があります。

今回の記事では尖圭コンジローマの原因や感染経路について詳しく紹介をしていきます。

尖圭コンジローマの発症原因とは!

尖圭コンジローマは感染症なので何か原因がなければ発症することはありません。

では、尖圭コンジローマを発症する原因とはなんなのでしょうか?

結論から言えば、尖圭コンジローマを発症する原因は、尖圭コンジローマの原因菌である「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染です。

つまり、ウイルスに感染することによって発症する病気であるということですね。

ちなみに、ヒトパピローマウイルスにはいくつかの種類がありローリスクグループとハイリスクグループの2つに分けられます。

ローリスクグループのウイルスは尖圭コンジローマの原因となり、ハイリスクグループのウイルスはガンの原因になります。

基本的にハイリスクグループのウイルスに感染した場合には、基本的にガンになることはあっても尖圭コンジローマを発症することはありません。

尖圭コンジローマの感染経路とは!

尖圭コンジローマの原因はヒトパピローマウイルスの感染であるということを説明しましたが、どのような状況で感染をするのでしょうか?

ほとんどの場合、尖圭コンジローマは性行為によって感染します。

つまり、性行為の相手がヒトパピローマウイルスを持っている状態でセックスをすることで自身に感染をするということですね。

感染確率は約70%と非常に高く、パートナーの一方が感染している場合は高い確率でもう一方も感染をしています。

性行為以外での感染経路もある!

尖圭コンジローマの感染経路の9割以上が性行為によるものであると言われています。

感染経路のほとんどが性行為なのですが、実は尖圭コンジローマは性行為以外でも感染することがあります。

尖圭コンジローマの性行為以外での感染のケースとして考えられるのが、サウナや浴場といった衣服を付けない状態での他人との接触です。

タオルを使いまわしたり、尖圭コンジローマに感染した人が利用した銭湯の椅子を介して感染することもあります。

性行為以外で感染するケースは稀ではありますが、処女や童貞でも感染する可能性があるということは頭に入れておくと良いでしょう!

尖圭コンジローマは性器以外にも感染する

尖圭コンジローマは基本的に性器自体や性器周辺の皮膚に感染をしますが、最近はそれ以外にも感染するケースが増えています。

最近感染者数が急上昇しているのが喉に感染をするケースです。

フェラチオやクンニリングスの一般化によって性器に感染したヒトパピローマウイルスが喉の粘膜に感染し、喉に尖圭コンジローマを発症をするのです。

また、数としてはまだまだ少ないですが、肛門や直腸に感染するケースも増えてきています。

肛門や直腸に感染する原因はアナルセックスによるもので、特にゲイカップルに多く見れられる症状になっています。

性器周辺にイボができた場合には目視で比較的カンタンに感染を知ることができますが、喉や直腸は目視で症状を知ることが出来ないので注意が必要です。

症状が出ないこともある!

尖圭コンジローマは感染・発症すると患部にイボができるのですが、感染をしていてもイボができないというケースも多いです。

感染していても症状が出ないというのは、実は結構厄介なことです。

どうして厄介なのかというと、無自覚の内に感染しているので他者にも感染を拡大させてしまう可能性が高くなるからです。

症状が出ていなくても、ウイルスに感染している場合には性行為によって他人にも感染をします。

パートナーに症状が出ていて自分には症状が出ていなくても感染をしている確率は高いです。

「自分は大丈夫」と思っていても感染をしているというケースは非常に多いので、感染の疑いがある場合にはしっかりと検査を受けるようにしましょう!

尖圭コンジローマの予防方法について

尖圭コンジローマを予防する上で最も有効なのが「コンドームを使用すること」です。

しかし、注意するべきなのはコンドームは尖圭コンジローマの予防に有効ではあるが、完全に予防することはできないということです。

基本的にコンドームをすることで性器同士の直接の接触はなくなります。

ですが、尖圭コンジローマは性器周辺の皮膚にも感染をするため、コンドームで覆われていない性器周辺の皮膚同士が接触することで感染することがあるのです。

コンドームを着ければ性感染症対策は万全と思っている人もいますが、全ての性感染症を完全に防げるわけではないということを知っておきましょう!

まとめ

尖圭コンジローマは性行為によって感染するウイルス性の性感染症です。

感染率が非常に高く、コンドームを使用しても確実に防ぐことができないので注意が必要です。

感染経路を根絶することが難しい尖圭コンジローマではありますが、感染したとしてもしっかりと治療をすれば完治させることが可能な病気です。

感染の疑いや尖圭コンジローマと思われる症状がある場合には、すぐにでも検査を受けて早めに対処することが大切です!

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