「もしかしたらクラミジアかもしれない」と思っても検査や治療を受けるのは不安なものです。
ですが、クラミジア感染症の検査や治療は非常に簡単で単純なものです。
性病検査を受けることに抵抗を感じる人は多いですが、少しでも疑いがあるのであれば一刻も早く検査を受けるべきです。
今回の記事では、クラミジア感染症の際に行う検査の内容な治療方法について解説をしていきます。
クラミジア感染症の検査方法について
クラミジア感染症の検査には基本的に4つの方法があります。
- 血液検査
- 尿検査
- おりもの検査
- 喉粘膜検査
クラミジア感染症の検査の際に最も有効とされるのが「尿検査(男性の場合)」「おりもの検査(女性の場合)」「喉粘膜検査」です。
男性の場合にはクラミジアは尿道に感染するケースが多いです。
なので、尿にクラミジアの原因菌が含まれていないかを調べることで、クラミジアの検査をすることができます。
対して、女性の場合にはクラミジアは膣内(子宮頚管)に感染するケースが多いのです。
なので、子宮頚管粘液(おりもの)を採取して検査をすることで、クラミジアの検査をすることができます。
また、クラミジアは性器だけでなく喉の粘膜にも感染します。
口を利用するオーラルセックスなどを行った経験がある場合には、喉粘膜にクラミジアが感染している可能性があります。
喉の性病検査については、喉を綿棒でこするなどして粘膜を採取して検査を行います。
肛門に感染することもある
基本的に性病検査の際に肛門の検査がされることは少ないですが、肛門性交(アナルセックス)の経験がある場合には注意が必要です。
その理由は、クラミジアは肛門に感染する可能性があるからです。
レアなケースではありますが、疑いがある場合にはしっかりと検査をしておくようにしましょう!
検査における注意点
クラミジアは自覚症状がほとんど無い性感染症です。
また、感染力が非常に強いので、クラミジアの感染者とセックスをした経験がある場合には高い確率で自身も感染をしています。
ということで、知らず知らずの内にクラミジアに感染しているというケースも多いです。
クラミジア感染症自体が命に関わるケースはほとんどありませんが、クラミジアに感染していると他の命に関わる感染症(HIVなど)に感染する確率が飛躍的に高くなります。
少しでもクラミジア感染の可能性があるのであれば、しっかりと検査を受けるようにしましょう。
クラミジアの治療方法について
クラミジアの治療方法は基本的に服薬です。
体内に感染したクラミジアの原因菌である「クラミジア・トラコマチス」を殺すために抗生物質を服用します。
クラミジアは感染力は強いですが、抗生物質を飲んでいれば10日間程度で完治してしまいます。
ただし、注意が必要なのはクラミジア感染症自体が完治しても、感染によって炎症をおこした患部が完治するというわけでは無いということです。
特に女性の場合には、炎症が酷いとクラミジア感染症が完治しても不妊の症状が残ってしまう可能性があります。
後遺症を避けるためにも、クラミジア感染症についてはいち早く検査を行い、治療をすることをオススメします。
クラミジアの検査は自宅でも可能!
クラミジア感染症の検査は病院で受けることができますが、現在では性病検査キットを使うことで自宅でも病院と同様の検査をすることが可能です。
性病検査キットとは自身の尿、おりもの、喉粘膜を採取して検査機関に送ることで検査を受けられる仕組みになっています。
性病検査はデリケートな問題ですし、誰にもバレずに検査をしたいという場合には性病検査キットの利用をすることをオススメします。
もちろん、バレてもOKという方やあまりにも自覚症状が強い場合には、最初から病院で検査を受けると良いでしょう。
まとめ
クラミジア感染症は非常に簡単な検査で痛みも無く行うことができます。
また、早期で発見することができれば服薬だけで後遺症もなく完治させることが可能です。
上にも書いたように、クラミジア感染症は自覚症状がほとんど無いので気がつかない内に症状が進行しているケースが多いです。
なので、もしかしたらと思ったらいち早く検査を受けるようにしましょう!
以上「クラミジアの検査と治療方法について」でした!
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