・女性
・17歳の時
・クラミジア感染症
初めて彼氏が出来たのは15歳の時、10歳年上の彼氏でした。
15歳の私から見たら10歳年上の彼はすごく大人に見えて、付き合い方も分からない私は全てを彼に合わせていました。
付き合いが進むに連れて彼の束縛は激しくなり、次第に暴力をふるうように。
そんな付き合いが2年程続いて、別れてくれない彼から離れたくてたまらなくて友人や家族にまで協力してもらってやっと別れる事が出来ました。
しかし、それが私の恋愛における価値観の基準となってしまい、男性の言う事に反論できない体質になってしまっていました。
そんな私の悩みを聞いてくれていたのが、当時17歳になった私に「結婚を前提に付き合いたい」っと言ってくれた彼でした。
結婚を考えてくれているならきっと大丈夫だろうっと思い、その方と付き合う事にしました。
前の人とは違い、すぐに体を求めてきたりせず「焦らずにいこう」っと言ってくれて私のタイミングをずっと待ってくれていました。
そんな彼の誠意も感じ、付き合って3か月程で体の関係を持とうっと決心して彼に伝えました。
その時、思ってもみない返事が返ってきました。
「俺はセックスというものは信頼関係があってするものだと思っている。だからコンドームは付けない。」
一瞬「え?」っと思いましたが、結婚を考えてくれてる人なんだからいつ子供が出来ても良いっていう意味だよねっと解釈して、私もそれに同意しました。
その時わたしは、まさか自分が性病にかかるなんてほんの一ミリも思ってませんでした。
そして何の疑問も感じる事なく、彼と肉体関係をもつことに。
それから2週間。何となく股間がかゆいような、でも夏場だから気のせいかな?蒸れてるだけかな?っと思っていたら3週間後には耐えがたいような痒みが。
とにかく痒い!それでも1か月は我慢しました。
17歳で婦人科に行くというのは恥ずかしいのと怖いのと、親にバレたら…っとか色んな事を考えてしまって中々行けないものです。
でもさすがにこれは絶対にオカシイっと思って婦人科に行く事にしました。
先生に「どうしました?」と聞かれ、「かゆくて…」と言った時のあの恥ずかしさは今でも覚えてます。
診察台に乗り検査をしてもらい、数日後に結果を聞きに病院に行くと「クラミジアですね、性病だよ。」っと冷たい一言が。
「一か月以内に移されたものだよ」っと言われて、間違いなく今の彼だと分かりました。
それから治療の為に何度も病院に通い、診察台に乗って股を開くたびに屈辱でした。
「セックスは信頼」と言った彼の事に腹が立つと同時に、性病に関してあまりにも無知だった自分を今でも恥じていますし後悔しています。
その彼の事は今回の性病が原因で、信用できなくなり別れてしまいました。
新たなパートナーと付き合う時には性病の検査をお互いにする事も大事だと思いますし、コンドームを付けてっと女性側から言う事は恥ずかしい事でも悪い事でもないという認識をもっと持たなければいけないと思いました。
大人になってしまえば「ゴムつけて」って簡単に言えるようになるけど、10代の頃にはされるがままでそんな事を言えない子が多いんじゃないかと思います。
その当時の私もそうでしたが、コンドームというものはイコール避妊の為の物という認識が強く、性病等の細菌感染から身を守るものっという認識は薄かったです。
性病というものがまさか自分のこんな身近にあって、こんなにも簡単に感染してしまうなんて。
私の体験を読んで少しでも多くの方が、コンドームの大事さやセックスについて真剣に考える機会が増えてくれれば良いなっと思います。
最後に傷つくのは圧倒的に女性です。どうか自分の体は自分で守って下さい。
コメントを残す