産婦人科のウォシュレットが感染経路?トリコモナス症の感染体験談【20代女性】

性別:女性
性病に感染した年齢:28歳
感染した性病:膣トリコモナス症

私が人生で初めてかかった性病、それが膣トリコモナス症でした。28歳の時にした子宮頸がん検診での発覚。診断結果を見たときは唖然としました。

私は旦那以外との性交渉はもっておらず、旦那の性格上浮気や風俗は行かない人なので、どうやって感染したのかが本当にわからなかったのです。すぐに膣トリコモナス症について調べました。

膣トリコモナス症の代表的な症状は異臭のするおりものや陰部の痒み等。確かに自覚症状はあったのですが、子宮頸がんの検査をする1週間ほど前まで、生理が2週間続くという生理不順になっていたためそのせいだと思い込んでいました。

感染経路は主に性行為ですが、性行為以外でも公衆トイレの便器や公衆浴場など不特定多数の人が使用する水場でも稀に感染するとのこと。

私は普段温泉などには行かないため、考えられるとしたら職場のトイレくらいですが、そんな場所疑いだしたらきりがありません。

とりあえず治療しなければと思い、言い辛いながらも旦那へ報告。

膣トリコモナス症は、パートナーにも感染している可能性が非常に高く、治療はパートナーと一緒に行わなければならないので、旦那にも協力を仰ぎました。

旦那自身は自覚症状はなく半信半疑だったようですが、男性にはほとんど症状がでないことを説明すると、嫌がることなく治療に同行してくれると言ってくれました。

それから私は旦那と一緒に行ける産婦人科を探しました。

男性不可の産婦人科が多く探すのが大変でしたが、不妊治療を積極的に行っている産婦人科であればパートナーと一緒に受診できるため、なんとか見つけて予約を取りつけました。

いざ受診当日、旦那と産婦人科へ行くなんて初めてだったので変に緊張しながら診察室へ。

子宮頸がん検診の診断結果を持って行っていたので、それを先生へ渡すと「結果が出ているなら診察も検査もしなくていい」と言ってくださりました。

また「旦那さんにもほぼ100%感染しているからお薬は2人分出しておきます」と旦那の診察・検査も免除ですぐにお薬をだしてくださいました。

お薬を飲みきれば完治するらしく、再診の必要もないと言われたのでほっと胸をなでおろしたのを覚えています。

薬は10日間分処方され、必ず飲みきる事と、薬の服用中は一切飲酒しないよう言われました。

膣トリコモナス症のお薬は、アルコールを分解できなくするらしく、ちょっと飲んだだけでもベロンベロンになってしまうそうです。

私はもともと下戸ですし、旦那もアルコール絶ちには抵抗がない人だったためその点は難なくクリアしました。

無事10日間お薬を飲み終え、私の人生初の性病も終わりを迎えました。

今でも感染経路は特定できていませんが、一つだけ疑わしいことがあります。

私の母親は大学病院の婦人科で働いており、膣トリコモナス症にかかった時のことを笑い話のように後々話したら、意外な言葉が返ってきたのです。

「前に通ってた産婦人科でウォシュレット使わなかった?」言われて私はギクリとしました。実は私、前述の生理不順だった時、産婦人科へ通いホルモン剤での治療をしていたのです。

普段は少し潔癖なところもあって、不特定多数の人が使うトイレでウォシュレットなんて絶対使わないのですが、その時だけは血まみれで診察台に乗るのはいやだから、と産婦人科のトイレでウォシュレットを使ってしまいました。

母親曰く「病院のトイレは清潔にされていても見えない菌や病気がたくさんいる。もちろん病院側だってそれを理解しているし必要以上に清潔さを保っているつもりだけど、防ぎきれないのが現実。特に産婦人科に関しては、ウォシュレットどころかトイレの使用自体を避けた方がいい」と忠告されました。

もちろん、それが原因だとはっきりしているわけではありません。ですが、少しでも感染のリスクを避けるために肝に銘じておこう、と思いました。

膣トリコモナス症が完治してからは、特に不調なこともありませんし再発もなく、新たな性病にもかかっていません。この性病体験が最初で最後であることを祈るばかりです。

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