
エイズ/HIVに感染したかもしれないと思ったら、まずはいち早く検査をすることが大切です。
性病の検査はあまり受けたいものではありませんが、放置していては症状は進行する一方ですし、不安も解消されません。
エイズ/HIVは危険な病気ですが、早期に発見することができれば病状の進行を抑えることができるので、とにかく早い段階で検査をすることが大切です。
では、エイズ/HIVの検査はどのように受ければよいのでしょうか?
エイズ/HIVの検査には複数の方法があり、方法ごとにメリット・デメリットがあるので、人によって最適な検査方法はことなります。
今回の記事ではエイズ/HIVの検査方法を紹介し、メリット・デメリットから自分に合った検査方法を見つける方法を解説します。
エイズ/HIVの検査方法にはどんなものがある?
エイズ/HIVの検査方法には3つの方法があります。その3つというのは以下のものです。
- 病院
- 性病検査キット
- 保健所
この3つの方法にはそれぞれメリット・デメリットが存在しています。
では、そのメリット・デメリットとはどのようなものなのでしょうか?
病院検査のメリット・デメリット
病院検査でのエイズ/HIV検査の最も大きなメリットは「検査で陽性が出た場合にそのまま治療に移ることができる」ということです。
デメリットは病院まで足を運ぶ必要があることや匿名性が無いということですね。
性病はデリケートな問題ですし、病院に行ってエイズ/HIVの検査を受けたいというのは気が引けるという人も多いと思います。
また、検査の種類によっては保険の適応外になってしまい、そこそこ検査費用がかかってしまうケースもあります。
性病検査キットのメリット・デメリット
性病検査キットでのエイズ/HIV検査のメリットは手軽に検査可能で誰にも知られることなく検査を受けることができるという点です。
性病検査キットの郵送先を郵便局留めにすることも可能なので、匿名性は非常に高いといえるでしょう。
郵送されてくる検査キットを利用して検体を採取して、検査機関に郵送することで自宅で手軽に検査をすることができます。
また、検査機関は病院と同レベルの検査精度を持っているので、検査結果の精度も信頼できるものになっています。
性病検査キットは価格も非常に安く、エイズ/HIVの検査だけであれば4,000円程度で受けることが可能です。
検査結果が出るのも迅速で、キットの注文から1週間もあれば、感染の有無を知ることができます。
一方のデメリットは、検査で陽性が出た場合に改めて病院に行かなければならないということです。
性病検査キットの販売業者は病院と提携しているので、紹介された病院に行くことでスムーズに治療を受けることは可能です。
保健所のメリット・デメリット
保健所でのエイズ/HIV検査のメリットはなんと言っても「無料で検査を受けることができる」ということですね。
性病検査キットを利用したり病院で検査を受ける場合には必要となってしまう費用が一切かからないというのは大きなメリットです。
しかしながら、保健所の検査ではエイズ/HIVがメインで他の性病の有無が分からないということや、検査の日時が限定されているなど利便性に欠けるというデメリットがあります。
保健所に行って検査を受ける必要があるので、匿名性が低いというデメリットもあります。
また、保健所は土日に開いていないケースもあるので、病院と比較しても利用のしやすさの面で劣るといえるでしょう。
タイプ別おすすめの検査方法
以上のメリット・デメリットを踏まえた上で、どのような人がどのような検査を選択すべきなのかをまとめました。
病院での検査をおすすめする人
- 明らかに性病の症状が出ている人
- 検査から治療まで一気に進めたい人
- 信頼するお医者さんがいる人
- 病院での性病検査に抵抗がない人
性病検査キットの利用をおすすめする人
- 病院での性病検査に抵抗がある人
- 性病の感染の有無を簡単に知りたい人
- 家族に検査の有無がバレたくない人
- 匿名で検査を受けたい人
- 性病の不安があるが病院には行きたくない人
保健所での検査をおすすめする人
- エイズ/HIVの検査だけを無料で受けたい人
- 保健所での性病検査に抵抗がない人
エイズ/HIVを性病検査キットで検査する際の注意点
利便性・匿名性などの面から見て、性病検査キットのメリットは大きいです。
ですが、性病検査キットの販売業者はいくつかあり、中には怪しげな業者も存在するので、しっかりとした企業の製品を選ぶようにしましょう。
また、同時に複数の性病の検査を受けられるキットも存在するので、どのキットを選ぶのかも重要になってきます。
多くの検査項目を検査したとしても最大で2万円程度で済みますし(エイズだけなら4,000円程度)性病検査を受けるのであれば、すべての性病の検査を受けることをおすすめします。
せっかく検査を受けたのに、項目が漏れていて性病にかかっていたのにチェックできなかったということになるともったいないですからね。
もちろん、「この性病だけをチェックしたい」という希望があるのであればピンポイントで性病をするものよいでしょう。
ただし、漠然と性病感染の可能性を感じているのであれば、なるべく全ての性病項目の検査を受けることをおすすめします。
まとめ
エイズ/HIVの検査方法にはいくつかの方法があるため、自分でどの方法を利用するべきなのか選択をする必要があります。
メリット・デメリットは上に紹介した通りなので、自分にどれが合っているのかの判断の指標にしてしていただければと思います。
また、上にも書きましたが、漠然と性病感染の不安があるのであれば、その不安を完全に消すためにも多くの性病検査を受けることをおすすめします。
それほどお金がかかるものではありませんし、検査漏れがあってはもったいないし検査が無意味に終わってしまう可能性もありますからね。
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